起業の準備として、事業計画の作成や資金の用意などの重要性は良く聞きますが、
忘れがちなことの一つに「周囲の理解を得る」ということがあります。
周囲というのは具体的には、次のような人たちになります。
<身内>
親族(親、兄弟姉妹)
家庭(配偶者、子ども)
<会社関係者>
上司
同僚
取引先
起業というものはリスクを負うものであるため、
周囲の人すべてから完全な理解を得るというのは、中々難しいと思います。
それでも、周囲の人にはきちんと事情を説明して、
最低限いざという時に協力体制を得られる形までにしておくことは重要なことです。
起業した際は、なかなか売上が立たないのが常であり、
そんなときに、最も顧客になってくれやすいのが、身内や会社関係者等の
これまでに何らかのお付き合いのあった人たちです。
特に、消費者向けのサービス(飲食店など)を始める場合では、
はじめの顧客は、過去にお付き合いのあった人たちが中心であり、
また、そこから顧客の拡大を行っていくことが多いものです。
よほど革新性のあることをしようとする場合は別として、
事業計画について、周囲の人が誰一人賛成してくれないというのは、
自身の考えている計画、準備が不十分であると言わざるを得ないでしょう。
起業の準備として、忘れがちなことですが、
自身の計画に無理が無いか、準備は十分であるかを計るためにも
起業前に「周囲の理解を得る」ということを忘れずに、そしてうまく利用しましょう。