事業計画書の内容には、資金や損益に関する計画の項目がありますが、
ここも非常に大切な箇所になります。
一緒の仕事をする人達は、最初から利益が出るとは思っていませんが、
どの位の期間我慢すれば、利益が出て来て給与の心配がなくなるのかに関心があります。
あまりにも長い間、我慢しなくてならないのであれば、最初から参加を断る人もいますし、
計画通りの利益が出ないようであれば、退職を検討する人も出て来てしまいます。
社外の人達は、実現可能な計画なのかを、損益の計画を参考に判断をします。
簡単に達成出来るような低い目標を元に、計画を立ててしまいますと、
リスクを受け入れてまで投資をする魅力がなくなりますので、
資金を貸してくれないことになります。
そのため、達成出来そうでありながら魅力のある高い目標を設定することが、難しい所です。
この資金や損益に関する計画については、会社の経理に専門家や
参入する業界の事情に詳しい人などの複数の人の意見を聞きながら、
作成するようにしないと現実離れした計画しか作ることが出来ません。
事業計画を考える初期の段階から、このような事業成功に欠かせない人達に
参加してもらうことが事業を成功させるには、不可欠のことです。