会社を設立する際には、事前にメインバンクを決めておかなくてはなりません。
このメインバンクの銀行口座には、資本金を振り込んだりする他にも、
顧客からの支払いを振り込んでもらったり、仕入先にお金を振り込むなどする時
に必要となります。
顧客などの要望によって、指定された銀行に口座を開設することもありますが、
メインバンクは資金を融資してもらうなど、事業にとって重要なものとなりますので、
慎重に決める必要があります。
銀行には、都市銀行・地方銀行・信用金庫などの種類があるのですが、
設立した会社の規模に応じたメインバンクを選ぶのが一般的となっています。
大規模な会社の場合は都市銀行、中堅企業は地方銀行、中小企業は信用金庫を
メインバンクとすることが多いようです。
将来融資をしてもらうことがないのであれば、このような会社の規模と銀行の関係を無視して、
個人的に利用している銀行をメインバンクとしても良いのですが、
融資などの取引をすることを考えるのであれば、
企業の規模に相応しい身近な金融機関を選ぶことが重要になって来ます。
そして、メインバンクを決めたら、出来るだけ資金はメインバンクに集中することで、
常に資金が十分にあるように銀行に思わせて信用をつくることが大切です。